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今年韓国DNFの方で実装される新異界。
そのストーリーの中核を成すのが、旧第九使徒〝暴龍王バカル〟です。
そんな彼の物語が、現在DNF公式にて掲載されていたので、今回私が翻訳に挑戦してみました。


複数の翻訳機に掛けた上で、私が感覚でそれっぽくしているので実際の意味とは異なる可能性がありますが……そこはご了承ください(笑



続きより【第一章 特別編】
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 俺は特別な存在だ。

 偶然と偶然だけが全てであるこのくだらない宇宙が吐き出した汚い吐瀉物達の中で使えそうなのは、俺だけであった。俺は龍として生まれ、天性の武人であり、様々な才能を持ち合わせていた。しかし、その程度で俺が特別だというのではない。

 俺は、自分で自分が特別ではないと思って生きているこの世の全ての存在を軽蔑する。それが例え極めて小さい可能性であったとしても、一つの命が誕生する事で、この宇宙は、また別の宇宙へと変貌する事が出来る機会を得るのだ。しかし、彼が自分の宇宙を忘れれば、宇宙も彼を忘れる。そんな宇宙はもう蛆虫達に住処を提供してくれるだけの生ごみでしかない。俺はそのような宇宙に終焉をもたらす事を愉しんだ。出来るだけ残忍かつ壮絶に。それが宇宙から俺に与えられた特権であり、同時にようやく彼の宇宙が意味を持つ瞬間でもあった。

 数多の強者達が現れたが無駄であった。俺がより強いからだ。この宇宙の殆どの生物達が見るだけで怯える龍族の中でも俺は一番強かった。実は俺がそれを悟ったのは、最早相対する相手が残っておらず、自然に龍の王となった後だった。

 暴龍王万歳!

 俺が自分で信じているように、始めは彼等にも俺が特別な意味を持つように見えただろうが、滑稽な事に俺には最早自分自身に何の意味も付与する事が出来ないのであった。幾ら皆が様々な創意的方法で俺を誉め讃えようとも、今の俺の生の中に創意的なものは最早なかった。俺の宇宙は枯れ始めていたのだ。

 暴龍王万歳!

 静かにしろ。

 暴龍王万歳!

 今日も数十の民を殺した。昨日よりも多く殺した。腹が立つ事があった訳でもなく、それが愉しみであった訳でもない。それでもこれといって気分が悪かったわけでもない。敢えて説明するなら、それだけが俺に生を実感させてくれる事だからだろうか。

 しかし今は完全に服従する振りをしている彼奴等は、俺が歳をとり衰弱する時を待っている。時が来れば一致協力して襲い掛かってくるだろう。そして俺の頭を身体から汚く切り離し、引き摺り回して侮辱するのだ。何十年もな。あぁ美しい最後よまったく。俺がこの世に生を受けた理由はその程度か? 俺の頭に唾を吐きたがってる連中を満足させる為に?

 彼女が現れたのはその頃だった。
 不思議な事に俺と同様の機運を醸し出す彼女。すぐに泣いてしまいそうな、しかしあらゆる事を知っているかのような目付きをしている彼女。彼女は何も言わなかったが、俺はすぐに彼女について行くべきだと解った。俺は直感したのだ。彼女の行く先に俺の未来がある事を。俺の特別な――特別でなければならない運命がすぐそこにある事を。

 〝ヒルダ〟――それが彼女の名前だった。
 残念ながら、彼女は俺の名前を既に知っているようだ。
 正式に名乗りたかったのだが…… 〝バカル〟、と。


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2011.01.21 Fri l アラド戦記 世界観 l COM(0) TB(0) l top ▲

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